うちの息子は産まれてすぐに横隔膜修復術を受けています。

先天的に横隔膜に開いていた穴を、縫って閉じました。
9才になるまで大きなトラブルもなく育ってくれましたが、手術の影響で将来「脊柱側弯症」になる可能性があると言われています。
息子を診てくれている先生から、簡単に説明を受けています。
・・・が、もっと詳しく知りたくなったので、今回は横隔膜ヘルニアの影響による「脊柱側弯症」についてまとめてみました。
脊柱側弯症ってなに?
背骨(脊椎)が柱のように繋がった状態を脊柱といいます。
頚椎(首)7個・胸椎(胸)12個・腰椎(腰)5個・仙椎・尾骨で成り立っています。

脊柱とは背骨のことだよ☆
ふつう脊柱は前や後ろから見ると、まっすぐに見えます。
側弯症というのはこの脊柱(背骨)が左右に曲がった状態のことなのです。
進行すると、背骨の変形による心理的ストレス(体が左右に傾いて見えたりなど)・腰痛・背部痛・呼吸機能障害・神経障害をおこすことがあります。
原因のわからない特発性から先天性のもの、病気からくるものがあり、80パーセントは特発性のものだそうです。
側弯症を早く見つけるために、学校でも「運動器学校検診」で検診されています。
みなさんも前屈をして肋骨の左右の高さを調べる検査を受けたことがあるかと思いますが、その検査のことですね。

横隔膜ヘルニアとは関係なく発生する病気なんです。
なんで横隔膜ヘルニアの子はなりやすいの?
横隔膜ヘルニアは横隔膜に穴があく病気なので、横隔膜を引っ張って穴を縫うか、穴が大きいとパッチ(人工布)を使ってふさぎます。
息子の横隔膜に開いていた穴はパッチを使わずに済み、横隔膜を縫い合わせました。
引っ張って縫っているので、成長して体が大きくなっていくと背骨が引っ張られて曲がってしまう可能性があるのです!?

他の子どもより、「脊柱側弯症」になる可能性が高いんです↓
なので、成長期が終わるまでは定期的な健診が必要で、学校で行われている立位検査・前屈検査の他にレントゲンを撮り判断する必要があります。
早く発見した方が矯正も早く始められるので☆
側弯が25℃を超えると進行防止と矯正のために装具(コルセットのような感じのもの)を使って治療するようです。
カズぺ息子の場合☆
産まれてすぐに横隔膜修復術を受けたあと1か月ほどで退院し、その後は3か月→半年→1年と検診にいく期間が長くなっていきました。
1才半ぐらいの時に腸閉塞の疑いで入院し、3才の時に停留精巣の手術で入院した以外は大きなトラブルもなく元気に育ってくれました。
今は1年に一回、手術してくれた先生に診せにいっています。
検診では、成長具合・知能の発達状態・側弯症を診てもらっています。
息子は0歳の時からレントゲンを撮り続けているので、もう慣れたもので、1人で余裕でレントゲン室に入っていきます☆
今年(8才)の検診では、始めて少し背骨が曲がっているかな?と疑われましたが、ごくわずかなので様子を見ることになりました。
学校の検診でも何も指摘されていませんが、これからどんどん身長が伸びていき成長期に入っていくので、家でもお風呂あがりの時など気をつけて見てあげないとな・・・と思います。

男子はグ~ンと身長が伸びる時期があるので、ちょっと心配・・・
同じ病気を持つお子さんの参考になるかもしれないので、これからも定期的に息子の検診の様子を書いていきたいと思います。
横隔膜ヘルニアの後遺症について気になっている方の参考になれば、うれしく思います。
横隔膜ヘルニアの手術を受けたお子さんが元気に大きくなりますように☆
とりあえず書いてみました!
先天性横隔膜ヘルニアの闘病記はこちら↓
